PFOS規制とEU規則

PFOS規制とは



 

PFOS規制とはEU(欧州連合)の規制で、「PFOSの販売と使用の制限」というEU指令(DIRECTIVE 2006/122/EC)のことを指しています。
EU(欧州連合)の規制(76/769/EEC)が改定されたもので、2008年6月27日からPFOSやPFOSを含有している製品等を上市する際に、販売や使用を制限されるという指令です。

 

PFOSは、読み方はピーフォスになります。

 

PFOSとはパーフルオロオクタンスルホン酸塩またはペルフルオロオクタンスルホン酸塩のことで、有機系のフッ素化合物です。
スルホン酸はスルフォン酸とも訳されますので、パーフルオロオクタンスルフォン酸塩などとも呼ばれます。
PFOS規制に関しては、電気電子業界、自動車業界、繊維業界等での使用用途が多いため、各業界団体でも注目している規制です。

 

PFOSの用途には、撥水剤や界面活性剤、難燃剤、半導体製造用の表面処理剤(レジスト)などがあり、日本でも一般的に使われています。
使われているには理由があります。
PFOSは化学的に安定している物質で、化学物質が分解しにくく、工業的には有効な物質であるとして、世界中で製造、使用されてきました。
ところが、ホッキョクグマの体内などからPFOS等が見つかり、生態系にも影響を与えるらしいということがわかってきたこともあって、世界的に使用を禁止する動きもあります。

 

PFOSと似ている物質にPFOA(ピーフォア)がありますが、PFOS・PFOAのどちらも日本では化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)第二種監視化学物質に指定されています。
またPFOSに関しては、POPs条約(ストックホルム条約)の追加物質としてPOPRC・COPで検討されており、POPs条約に規制物質として追加された場合は早ければ2009年11月にも化審法の第一種特定物質となる可能性があります。

 

[ 追記 ]
2010年4月に化審法の改正があり、PFOSは第一種指定化学物質になりました。