POPs条約の概要

POPs条約とは



 

POPs条約とは、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約のことで、POPs条約と呼ばれたり単にストックホルム条約と呼ばれたりしています。
POPsの読み方はポップスです。

 

POPs条約のPOPsとは、残留性有機汚染物質のことをいい、大気などの環境中に残留しやすい物質や人や動物などに蓄積性・毒性が高い物質、そして、環境中で分解しにくく長距離移動が懸念される物質などのことをいいます。
POPsで代表的なのは、ダイオキシン類、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、DDTなどの毒性の強い有機物質です。

 

POPs条約では、これらの残留性有機汚染物質(POPs)の製造および使用の禁止、排出の削減について規制されています。

 

POPs条約において規制されている物質は、2009年2月現在で12種類のPOPsです。
製造・使用を原則禁止されている物質(付属書A掲載物質)としては、アルドリン、クロルデン、ディルドリン、エンドリン、ヘプタクロル、ヘキサクロロベンゼン、マイレックス、トキサフェン、PCB、製造・使用を原則制限されている物質(付属書B掲載物質)にはDDTがあります。
※2009年5月4日〜8日に行われた第4回締約国会議(COP4)でさらに9種類の物質が新規に追加されることが決定されています。新規追加9物質に関しては、
POPs条約 新規追加9物質(群)一覧(COP4) のページで解説します。

 

POPsには意図的に生成させる物質と非意図的な生成物質がありますが、非意図的生成物質については排出を削減することが掲げられており、対象となるPOPs(付属書C掲載物質)は、ダイオキシン、ジベンゾフラン、ヘキサクロロベンゼン、PCBとなっています。

 



POPs条約の概要記事一覧

POPs条約の規制対象物質であるPOPs(残留性有機汚染物質)は、POPRCと呼ばれるPOPs検討委員会(残留性有機汚染物質評価委員会)で規制物質の追加について検討されます。 POPRCで検討された後に、COPと呼ばれる締約国会議でPOPsの追加について最終決定されます。POPRCの読み方はポップロック、COPの読み方はコップです。COPとは締約国会議のことですが、POPs条約のみの締約国会議のこ...

POPs条約では残留性有機化合物(POPs)について、製造および使用の廃絶、排出の削減、POPsを含む廃棄物等の適正処理についてなどが規定されています。POPs条約の規制対象物質追加については、POPs検討委員会(POPRC)にてPOPsのスクリーニング、リスクプロファイルの作成、危険の管理に関する評価などを行い、その後、締約国会議(COP)にて廃絶(=製造・使用禁止等)あるいは制限などの対象を最...

POPs検討委員会の第3回会合(POPRC3)は、2007年11月に行われました。POPRC2までで、新規追加候補のPOPsとして5物質が挙がっています。POPRC3でPOPsについて検討された結果、以下のような概要となりました。POPsの新規追加物質として当初から検討している、クロルデコン、リンデン(γ-HCH)、ペンタブロモジフェニルエーテル、ヘキサブロモビフェニル、PFOS(パーフルオロオク...

POPs検討委員会の第4回会合(POPRC4)は、2008年10月に行われました。エンドスルファンについてはリスクプロファイル案を作成することが決定され、ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)および短鎖塩素化パラフィンについては、POPRC5で再検討・議論されることになりました。ペンタクロロベンゼン、商業用オクタブロモジフェニルエーテル、α-HCHおよびβ-HCHについては、付属書A(廃絶=製造・...

POPs条約(ストックホルム条約)の第4回締約国会議(COP4)が2009年5月4日〜8日に行われ、新たに9種類の物質がPOPs条約の付属書に追加されることが決定しました。POPsとは残留性有機汚染物質のことで、毒性、難分解性、生物蓄積性および長距離移動性の特徴を持つ物質のことを総称しています。(経済産業省や環境省のニュースリリース、プレスリリースには9種類の物質とあるように、9物質というよりは、...