POPs条約・規制対象物質



POPs条約と規制対象物質

POPs条約の規制対象物質であるPOPs(残留性有機汚染物質)は、POPRCと呼ばれるPOPs検討委員会(残留性有機汚染物質評価委員会)で規制物質の追加について検討されます。 POPRCで検討された後に、COPと呼ばれる締約国会議でPOPsの追加について最終決定されます。
POPRCの読み方はポップロック、COPの読み方はコップです。

 

COPとは締約国会議のことですが、POPs条約のみの締約国会議のことを指すものではなく、多くの国際条約についてCOPが存在しています。
COPは締約国の最終意見を決定するための機関として位置づけられていることが多く、環境問題でよく聞かれるのは気候変動枠組条約のCOPだと思います。
COP4というようにCOPの後ろに数字がつく場合は締約国会議の回数のことを指し、COP4では第4回目の会議のことを表します。
同様に、POPRCでもPOPRC5とあれば、第5回目の会議のことを表しています。

 

 

POPs条約関連では、2008年10月にPOPRC4が終了し、2009年2月現在で2009年5月にはCOP4、2009年10月にはPOPRC5でPOPs条約の新規規制物質候補について検討が予定されています。

 

現在、EU(欧州連合)のPFOS規制でも規制されているPFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸)やポリブロモジフェニルエーテル(PBDEの一種)、ヘキサブロモビフェニル(PBBの一種)などが新規規制物質候補として挙がっています。

 

POPRCで検討された後、COP(締約国会議)で最終的に規制物質が決定されることになります。 POPs条約の新規規制物質追加の検討は進行中で、今後も規制対象物質は増える見込みです。

 

POPs条約で規制される物質については、日本では化審法(化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律)の第一種特定化学物質に指定され、製造・使用・輸入等が原則として禁止されることになります。



POPs条約と規制対象物質関連記事

POPs条約とPOPs検討委員会(POPRC1および2)検討結果概要
POPs検討委員会第1回、第2回会合では、
クロルデコン、リンデン、ペンタブロモジフェニルエーテル、ヘキサブロモビフェニル、
PFOSの5物質について、POPs条約への対象物質追加の検討が行われました。
PFOSとPOPs検討委員会第3回会合(POPRC3)結果概要
POPs条約の新規追加物質として候補に挙がっているクロルデコン、リンデン(γ-HCH)、
ペンタブロモジフェニルエーテル、ヘキサブロモビフェニル、PFOSはCOP4へ勧告されます。
PFOSについては、エッセンシャルユース(適用除外用途)を必要に応じ収集します。
POPs検討委員会第4回会合(POPRC4)結果概要
POPs条約の新規規制物質としてCOP4で規制対象として勧告される物質は、
PFOSやヘキサブロモビフェニル、ヘキサブロモビフェニルなどの9物質となりました。
主に、農薬や殺虫剤、プラスチック難燃剤としての用途があるPOPsです。
POPs条約 新規追加9物質(群)一覧(COP4)
POPs条約の第4回締約国会議(COP4)が2009年5月4日〜8日に行われ、
新たに9種類の物質がPOPs条約の付属書に追加されることが決定しました。