POPs条約とPOPs検討委員会検討結果概要



POPs条約とPOPs検討委員会(POPRC1および2)検討結果概要

POPs条約では残留性有機化合物(POPs)について、製造および使用の廃絶、排出の削減、POPsを含む廃棄物等の適正処理についてなどが規定されています。
POPs条約の規制対象物質追加については、POPs検討委員会(POPRC)にてPOPsのスクリーニング、リスクプロファイルの作成、危険の管理に関する評価などを行い、その後、締約国会議(COP)にて廃絶(=製造・使用禁止等)あるいは制限などの対象を最終決定することになります。
POPRC1および2における追加POPsの検討内容の結果について簡単にまとめてみると次のようになります。

 

POPs検討委員会第1回会合(POPRC1) : 2005年11月

POPs条約の対象物質追加が提案された、クロルデコン、リンデン、ペンタブロモジフェニルエーテル、ヘキサブロモビフェニル、PFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸)の5物質について、POPs条約への対象物質追加についての具体的な検討が行われました。

 

POPs検討委員会第2回会合(POPRC2) : 2006年11月

既に提案されていた、クロルデコン、リンデン(γ-HCH)、ペンタブロモジフェニルエーテル、ヘキサブロモビフェニル、PFOSの5物質については危険の管理に関する評価案を作成することとし、新たに提案された短鎖塩素化パラフィン、ペンタクロロベンゼン、オクタブロモジフェニルエーテル、α-HCHおよびβ-HCHについては、「 リスクプロファイル案 」を作成することが決定されました。

 

POPs条約への新規追加物質の検討はPOPRC3以降へ続きます。



POPs条約とPOPs検討委員会(POPRC1および2)検討結果概要関連記事

POPs条約と規制対象物質
POPs条約の規制物質(POPs)は、POPRC、COPにて新規の追加物質が検討されます。
POPRC4終了時で、PFOSやポリブロモジフェニルエーテル(PBDEの一種)、
ヘキサブロモビフェニル(PBBの一種)などが新規規制物質候補として挙がっています。
PFOSとPOPs検討委員会第3回会合(POPRC3)結果概要
POPs条約の新規追加物質として候補に挙がっているクロルデコン、リンデン(γ-HCH)、
ペンタブロモジフェニルエーテル、ヘキサブロモビフェニル、PFOSはCOP4へ勧告されます。
PFOSについては、エッセンシャルユース(適用除外用途)を必要に応じ収集します。
POPs検討委員会第4回会合(POPRC4)結果概要
POPs条約の新規規制物質としてCOP4で規制対象として勧告される物質は、
PFOSやヘキサブロモビフェニル、ヘキサブロモビフェニルなどの9物質となりました。
主に、農薬や殺虫剤、プラスチック難燃剤としての用途があるPOPsです。
POPs条約 新規追加9物質(群)一覧(COP4)
POPs条約の第4回締約国会議(COP4)が2009年5月4日〜8日に行われ、
新たに9種類の物質がPOPs条約の付属書に追加されることが決定しました。